2009年12月28日

「不況」時代のメガトレンド

小阪先生の著書「『感性』のマーケティング」に
メガトレンドという用語が出てきます。



「メガトレンド」とは、人の感性が大きく変化していくトレンドだ。
これは、振り子のようにある方向にずっと振れたかと思うと、
次にはまったく別の方向に振れ、あっちに行ったりこっちに行ったりする。
これを大きなスパンで繰り返すのである。
(70ページ)


他の部分に比べると抽象的な記述なのですが、
ビジネスパーソンとして成功するには欠かせない視点に思えます。


先日、ワクワク系の仲間と忘年会を行ったときのこと。
おもしろい会話の展開がありました。

そのときの参加者は上は50代から下は20代まで結構な年齢の幅があったのですが、
年代によって消費に対する価値観が大きく違ってたのです。

私にとって最も興味深かったのが20代の女性の言。

「生まれてから景気のいい時代を経験したことがない」
「だけれども、お金がないからといって飢餓のような体験もない」
「ま、どうにかなるという気持ちと貧乏をそれなりに楽しむという気持ちと両方ですね」

だから彼女にとって「節約する」「安いものを探す」というのは、
生活に必要な行動というよりは、それ自身が一つの楽しみになっているのです。

これが50代となると様相が変わります。
高度成長期に青春を過ごし、毎年収入が大幅に伸びた経験をもっています。

同時に新しいモノがどんどん販売され、消費することに大きな喜びを感じます。
「大人買い」ということを盛んにしたがるのもこの世代です。


両者の違いは、個々のパーソナリティというよりは、
それぞれが過ごしてきた時代の「感性」を体現しているといえるでしょう。

歴史・・とは大げさですが、少なくとも経済が
一定のサイクルをもって変化することはよく知られています。

その時期ごとの経済状態が人々の感性に影響を与えるとしたら。

冒頭にあった

「振り子のようにある方向にずっと振れたかと思うと、
 次にはまったく別の方向に振れ、
 あっちに行ったりこっちに行ったりする」

という記述は、こうしたことを言い表したものと理解するのが自然でしょう。


いずれにせよ、今後のビジネスに20世紀のパラダイムを持ち込むことは
厳に慎んだほうがよさそうです。
posted by 政宗 at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | シンキング編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/136811850
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。